お酒コラム
カニの種類や特徴は?栄養価やカロリー、数え方など豆知識もご紹介
「三大ガニ」として有名な、タラバガニ、ズワイガニ、毛ガニ。
名前は知っていても、いざ選ぶとなると「あまり違いがわからない…」という方も多いはず。
それぞれにどんな特徴があり、どんな人におすすめなのか?
三大ガニの特徴と、カニの豆知識をご紹介していきます!
カニの種類と特徴
日本で獲れる代表的なカニとして知られているのはタラバガニ、ズワイガニ、毛ガニですが、大きさや値段だけでなく、それぞれに特徴や旨味の違いがあります。
その違いを一般的な可食部やおすすめの食べ方とともにわかりやすく解説していきます。
タラバガニ
特徴
なんといってもタラバガニの一番の特徴は、「大型甲殻類」であるということです。
平均およそ25cmの甲羅の幅に対して、脚を広げたときの全長は1m50cmほど。
なんと約6倍にもなるというから驚きです!
また、身は肉厚で食べ応えがあるイメージですが、実際には三大ガニの中で最も淡白であるといわれ、あっさりした味わいが特徴です。
可食部
カニといえば「カニ味噌」を楽しむ方も多いと思いますが、タラバガニにはほとんどカニ味噌がありません。
ボリューミーな脚をメインにいただきます。
おすすめの食べ方
素焼きやカニ鍋など、身の肉厚感を感じられる食べ方がおすすめです。
ズワイガニ
特徴
ズワイガニは産地や品質によって「本ズワイガニ」「大ズワイガニ」「紅ズワイガニ」に分けられ、日本で獲れる最高級品質のズワイガニが「本ズワイガニ」と呼ばれます。
ズワイガニには甘みの強いアミノ酸が多く含まれているため、カニ独自の甘みと上品で濃厚な味わいが楽しめます。
可食部
脚の細いズワイガニは、タラバガニに比べて身の量は少ないものの、凝縮された旨味がたっぷり。
カニ味噌も絶品で、濃厚な味わいを堪能できます。
おすすめの食べ方
ズワイガニならではの濃厚で上品な味わいを楽しむなら、刺身がおすすめ。
しっかりと旨味を味わうことができます。
また、さっと出汁にくぐらせて旨味を閉じ込めて食べることができるカニしゃぶも、素材の味が活きていいですね。
毛ガニ
特徴
タラバガニとズワイガニに比べて、毛ガニは見た目にもその違いがハッキリと分かります。甲羅や脚を覆っている毛と、ずんぐりと丸みを帯びた体型が特徴です。
日本海沿岸からアラスカ沿岸まで幅広い分布が確認されていますが、北海道内ではオホーツク海や知床半島沖合に多く生息し、ほぼオールシーズン漁獲することができます。
可食部
毛ガニの醍醐味といえば、やはり濃厚でクリーミーなカニ味噌です。
他のカニ味噌と比べても極めて高い人気を誇り、「カニ味噌を目当てに毛ガニを選ぶ」という方もいるほど。
えぐみや臭味のない、まろやかな舌触りが特徴です。
おすすめの食べ方
毛ガニ本来の味わいをより楽しめる、塩ゆでや蒸し蟹がおすすめです。
カニ味噌を食べた後の甲羅に日本酒を入れて温める「甲羅酒」と呼ばれるお酒も、酒本来の風味に毛ガニの旨みの余韻が加わって、後を引くおいしさですよ。
カニの種類ごとの相場とおすすめの購入場所
カニの種類ごとの相場
おおよその販売価格を高価な順に並べると、「タラバガニ」⇒「ズワイガニ」⇒「毛ガニ」となります。
相場は、
・タラバガニ姿1kg:4,000円~10,000円程度
・ズワイガニ姿1kg:4,000円~10,000円程度
・毛ガニ姿1尾:3,000円~8,000円程度
※毛ガニは通常1尾ごとに売られているため、1尾で記載
上記はあくまでも一般的な相場で、ズワイガニでも「ブランドガニ」であればタラバガニより高価になったり、毛ガニでも大きさによっては一般のズワイガニの価格を超える場合があったりと、カニの価格相場には例外がつきものです。
おすすめの購入場所
一般の方がカニを購入する場合は、ずばり!ネット通販がおすすめです。
直接店舗に出向いて購入する場合、運送費や仕入れ過程でのマージンが加算され、どうしても少し価格が割高になってしまう傾向があるためです。
反対に、ネット通販の場合は、産地の業者が水揚げしたものを直接販売するため、中間で発生するコストを省くことができ、必要最低限の価格に抑えることが可能です。
「あらゆる選択肢の中から、自分にとって納得のいくものを選びたい!」という方にとっても、通常の市場や店舗に勝る品揃えで、比較的安い価格帯で質の良いものが手に入るネット通販がおすすめです。
ネット通販で押さえたいポイント
「カニは高価だし、生モノだから、どの通販を選べばいいか不安…」という方は、ぜひ通販歴や累計販売個数、口コミをチェックしてみてください。
中でも一番注目していただきたいのは、「通販歴」です。
実は、通販サイトの安心・安全を確認する上で一番信用できるポイントが、この「通販歴」なんです!
「カニ 通販」と検索すると、多くのサイトがヒットしますが、それは同時に「たくさんのカニ通販の中で、長年選ばれ続けているサイトである」ということを意味します。
つまり、長年にわたってお客様に愛され続けており、それはすなわち「商品の質」を証づけることでもあります。
もちろん累計販売個数や口コミも、チェック材料として欠かすことのできない要素ではありますが、多くの人々が安心して利用していることがうかがえる「通販歴」をチェックすることは、ぜひおすすめしたい良質通販の見分け方です。
おまけ1「カニの栄養価とカロリーは?」
突然ですが、カニのカロリーってご存知ですか?
その味や形状については知っていても、「カロリーまでバッチリ調査済み!」という方は少ないかもしれません。
カニのカロリーは、なんと100g辺り約60kcal~90kcal程度。
低カロリーなだけでなく、実は、栄養価も満点の食材なんです。
悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす効果があるといわれるタウリンをはじめ、ナイアシン、カルシウム、抗酸化力の強さから美容サプリメントなどにも用いられているアスタキサンチンなどが豊富に含まれており、高級食材として扱われているのも頷けます。
栄養価が高いのに低カロリーで、これならダイエット中の方でも安心して食べることができますね!
おまけ2「カニの数え方は?」
「カニの数え方の単位って?1匹?1体?それとも1個…?」
カニは、生きているかどうかで数え方が変わります。
生きている状態のカニは、1匹(いっぴき)。
生きていない状態、すなわち商品としてカニを数えるときは、1杯(いっぱい)と数えます。
またそれ以外では、販売の際にカニの片方の肩と足をまとめた状態を1方(ひとかた)といい、2肩合わせて1杯となります。少し複雑な気もしますが、覚えておけば、いつかどこかで役に立つ!…かも?
ちなみに、カニを「杯」と数えるようになったのには諸説あります。
中でも有力なものは、「中に水などを注ぎ込めるようなかめ型の容器を表す漢字『杯』が、カニの胴のかたちに似ていることから」というものと、「江戸時代から漁師たちはカニを桶単位で取引しており、当時桶を『杯』と数えた名残で、そのままカニを『杯』で数えるようになった」という2説です。
まとめ
ひとえに「カニ」といっても、姿かたちはもちろんのこと、数え方から歴史までとても幅広く細かです。
カニの種類による違いを理解した上で、それぞれの味や特徴に注目しながら食べ比べてみてはいかがでしょうか♪