お酒コラム
【急ぎの時もこれで安心】冷凍カニの正しい解凍方法!カニ殻の再利用方法もご紹介
今年もカニのおいしい季節がやって来ました。
いよいよカニ漁も解禁になり、そろそろ店頭でカニを見かける機会も増える、このシーズン。
でも、「期待して購入したのに、身がパサパサだった!」「楽しみにしていたけれど、イマイチおいしくなかった…」なんて経験がある方もいるのではないでしょうか?
もしかしたら、間違った解凍方法でカニの本当のおいしさを損なっているかもしれません!
水分含有率の多いカニは、解凍が命。
今回は、「冷凍カニをおいしく食べられる方法」についてわかりやすくご紹介します!
冷凍カニの正しい解凍方法
カニをおいしく食べるキモは、ズバリ「カニの解凍方法」。
解凍方法に気を配るだけで、カニの旨みを保つことができ、カニ本来のおいしさを味わいやすくなるといわれています。
でも…そもそも、「どうしてカニを解凍する時に気を配らなければいけないの?」。
実は、その疑問の答えは、カニの保存状態に由来します。
なんと、カニの水分含有率は約80%!
そのため、解凍の仕方によってはせっかくカニの風味を損ねてしまう可能性があります。
解凍のポイントに注意して、おいしくカニを食べましょう♪
解凍の三原則
1.「涼しい場所」で自然解凍
発泡スチロール箱より取り出し、室内の「涼しい場所」で自然解凍しましょう。
流水解凍はカニの旨味が逃げてしまうのでNG!
また発泡スチロール箱に入れたまま解凍してしまうと、カニにニオイがついてしまう恐れがあります。
2.「8分目程度」の半解凍がおいしい!
完全に解凍すると、溶けた水分とともにカニの旨味も抜けてしまいます。
カニは、表面の氷が手でポロポロと落とせるようになれば食べ頃です。
末端から溶け始めるので、脚から食べるのがおすすめですよ♪
3.解凍したその日のうちに食べる
カニを解凍する際は、「当日食べる分だけ」解凍するのがポイント。
冷蔵庫に入れて日が経ってしまうと、カニの旨味と水分が抜けて、パサパサとした食感になってしまいます。
解凍の目安
タラバガニやアブラガニは、特に記載のない限り内臓を抜いてゆでてありますので、冷蔵庫などの涼しい場所で「1日~1日半」解凍しましょう。
メスはオスに比べて体のサイズが小さく華奢ですが、甲羅の中に内子(卵)があることが多いため、大きさに関わらずしっかりと寝かせます。
やってはいけないこと
冷凍のまま「ゆでる」「蒸す」「レンジで加熱する」ことは避けましょう!
冷凍のカニを急いで溶かすと、カニの身の中で凍っているドリップ(旨味エキス)が表面に浮かび流れ出てしまいます。
身の中にドリップを染み渡らせるためにも、解凍にはじっくりと時間をかけましょう。
どうしても急いで解凍したい!そんなときは・・・
急な接客や食事会など、「カニの解凍に1日も待てない!」なんて場合もあるはず。
そんな時におすすめしたい、早ワザ解凍方法をご紹介します♪
流水を使った解凍方法
ビニール袋にカニを入れ、水を張ったボウルの中で流水解凍してください。
20~30分程で解凍が半分ほど進むので、残りは食卓に並べているうちに自然に身がほぐれるのを待ちましょう。
レンジを使った解凍方法
凍った状態のカニから脚をもぎ取り、電子レンジで20秒ほど加熱します。
あとはカニの殻を剥き、身を冷蔵庫で寝かせれば1時間程で解凍完了です!
甲羅の方は少し時間がかかりますが、身や味噌のある方を下にして、1分ほど加熱させれば下準備は完了です。
脚同様に冷蔵庫に入れ、1~2時間置くと食べられるようになります。
食べた後は、カニの殻を再利用しよう
「カニの殻を捨てるなんてもったいない!?
意外と知られていない殻のリサイクル方法についてご紹介します♪
カニの殻で出汁をとる
カニの殻をできるだけ細かく刻み、青ネギと生姜を入れて軽く炒めます。
炒めたものを鍋に移し、水を入れて煮込むこと約1時間半。
キッチンペーパーや網でこせば、あっという間にカニ出汁の完成です!
炒めるときに調理酒か白ワインも加えれば、カニの風味が増してさらにおいしさがアップしますよ♪
冷蔵庫で保存する場合は、2~3日を目安に使い切りましょう。
カニの殻を肥料にする
天日干しにしてしっかりと水分をとった殻を、砕いて土に混ぜるだけ!
立派な肥料として活躍してくれます。
カニの殻に豊富に含まれているミネラルやキチン質が有用微生物の働きを活性化させ、病害虫に強い元気な土壌を育みます。
野菜の旨味や草花のツヤも増すので、家庭菜園やガーデニングを楽しんでいる方にもおすすめです!
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ズワイガニの中でも約3%の希少さ!
部位が大きく食べ応えのあるバルダイ種!
一般的なズワイガニ(オピリオ種)に比べひとつひとつの部位が大きく、繊維質が太いためぷりっぷりの食感!
甘みが強く濃厚な味わいが特長です。
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まとめ
脚や味噌などの可食部だけでなく、実は甲羅まで丸ごとおいしいカニ!
今回ご紹介した解凍方法を参考にして、旨味たっぷりのカニ料理を楽しんでくださいね♪