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ボジョレー・ヌーヴォー現地レポート

理想的な条件の下、すばらしいヴィンテージへの期待高まる

ボジョレーでは、ぶどうの生育サイクルが目覚ましい進行を見せていました。春以降、素晴らしい天候条件に恵まれたおかげで、現在影響が出始めている乾燥にも関わらず、ボジョレーのガメイとシャルドネは模範的とも言える衛生状態を示しています。
激しい雷雨もなく(南部では一部懸念されるも影響なし)、病害もなく、防除処理も少なく済み、今年、HVE(環境価値重視)認証取得への取り組みを開始した多くの生産者にとっても、励みとなる1年です。 ぶどうは平均して、2017年よりも2日早い7月23日から色づきが始まりました。現地で収集された初期データより、ボジョレー地区全体において例年並の収穫量が予想されます。全ての生産者において、平均的に収穫が得られるのは近年では稀なことです。
品質面では、現在のところ全体として今年のヴィンテージは、収穫時期やフェノール類の凝縮度において2009年、2011年、2015年、2017年と同じ傾向が見られています。
ボジョレワインの新たな戦略が立ち上げられた今年、この素晴らしいヴィンテージの到来はまさにうっ てつけのタイミングと言えます。
一方で、現在のところ優れたヴィンテージと予測される2018年ヴィンテージですが、「ぶどう果汁は8月に作られる」という慎重な先達の言葉にしたがって引き続き注意深く見守る必要があります。

ぶどう樹は完璧な衛生状態で、健全に生長

1月以降、ボジョレー地区は完璧に近い天候条件に恵まれました。太陽が降り注ぎ、降雨量も理想的。輝く太陽の下で、ぶどう樹の成長サイクルにおける様々な局面が問題なく進行しました。 開花は完璧に進み、開花フェーズは短期間で(平均10日のところ6日)、6月3日には終了し、2017年よりも3日短い開花期間となりました。
6月は暑く日照にも恵まれ、果粒の肥大は2011年と同様、平均して6月27日頃に完了しました。
7月初旬は、色づきの最初の兆候が最も生長の早い区画で見られていました。
このように、生長の進行を図る指標となるいくつかの日付から、今年は早熟なヴィンテージで、収穫は9月の最初の数日となることが見込まれます。
ぶどう畑をざっと見て回っただけでも、ぶどう樹の素晴らしさや、畑の生成状態の申し分なさに疑問の余地はありません。春に定期的に雨が降ったおかげで葉は青々として活発で、果実はしっかりと成熟するでしょう。 現時点では、こうした理想的な条件により、生産者たちの新しいヴィンテージに対する態度は穏やかです。品質、数量ともに素晴らしいと見込まれるこのヴィンテージが不測の悪天候等によって損なわれることのないよう、関係者一同が願っています。

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