日本酒コラム

行動規制、時短要請で大打撃の酒蔵を救う!

最高ランク大吟醸が10本で9,989円、
大手通販会社ベルーナと酒蔵が緊急販売

行動規制、時短要請で大打撃の酒蔵を救う!

最高ランク大吟醸が10本で9,989円、大手通販会社ベルーナと酒蔵が緊急販売

2020年3月から始まった世の中の「自粛ムード」。

度重なる行動規制や時短要請で多くの業界が大打撃を受け、今もなお厳しい状況が続いている。

そんな中、日本酒業界も大きな影響を受ける業界の一つだ。

観光客が少なくなったことで、旅館や飲食店での提供や、
お土産店での販売など様々な流通ルートが絶たれている状態だ。

一時期は「吟醸系ブーム」もあり、盛り上がりを見せていた日本酒業界だったが、
それでも自粛期間が始まる前の時点でピーク時から「マイナス70%に縮小」

今回の行動規制はさらなる追い打ちをかけている。

この状況から、全国で売上低迷にあえぐ酒蔵が急増しており
中には経営難から酒蔵をたたむ決断をする蔵元も出てきている。

長野の老舗酒蔵「遠藤酒造場」も大きなダメージを受ける酒蔵のひとつだ。

遠藤酒造場は国際的なコンクールでも多数受賞するなど品質は一級品だが、
近年は厳しい状況が続いている。

遠藤酒造場の杜氏・高野さんは、この状況についてこのように語る。

▼遠藤酒蔵場 高野さん
「毎年観光客が多く訪れる長野県もこの春夏は観光客が途絶え、旅館・お土産店へ
お酒を卸す量が圧倒的に減ってしまいました。

一方で丹精込めて醸造したお酒はタンクに満ちており、
出荷が全然進んでおらず途方に暮れております。

せっかく自慢のお酒ができているのに、
それをお客様にお届けできていない状況をとても歯がゆく感じています。」

窮地に陥る酒蔵が増える中、そんな日本酒業界を救うべく立ち上がったのが、
日本酒通販国内売り上げシェアNo.1を誇る大手通販会社「ベルーナ」だ。

コロナ禍にあえぐ「全国の酒蔵」の新たな販売先として、
通販に強みを持つベルーナの「顧客への販路」を確保。

酒蔵も「愛情を注いでつくったお酒だからこそ、大切に飲んでくれる人に届いて欲しい」と、
利益度外視で緊急販売することになったのだ。

全国「10酒蔵」から珠玉の大吟醸を10本ラインナップし、
ベルーナが酒蔵と直接やりとりを行ない、本来は間に入る「仲介業者」のマージンをカット。

さらに酒蔵の協力もあり、通常では実現できない価格での販売が決定したのだ。

冒頭でもご紹介した「遠藤酒造場」自慢の日本酒、
「信濃屋甚平(じんべえ)大吟醸」を含めた、大吟醸10本セット。

「信濃屋甚平」は世界最高峰のシェフやソムリエが味覚を評価する
「ITI(旧名:iTQi、国際味覚審査機構)」にて、優秀味覚賞(2017年)三ツ星を獲得。

2018年にはモンドセレクションでも金賞を受賞した逸品で、本来 “贈り物級” の最高ランク大吟醸なのだが、今回の非常事態を前に緊急価格として販売することになった。

そんな信濃屋甚平の味わいについて、
今回の緊急販売の企画にも携わった唎酒師(ききざけし)の平石さんもこのように話す。

▼平石さん
『信濃屋甚平は、清らかな甘みを感じる “透明” でシルキーな味わいが特徴で、
まずは香りを楽しんでいただきたいお酒です。

豊潤な香りと、柔らかで辛口な味わいが特徴。

“0.1℃単位” で発酵を管理し、 “-5℃” で貯蔵を行うなど、厳格な製造過程を経ることで、
お米の力を余すことなく引き出すことに成功しています。

お刺身や湯豆腐などはもちろん、カルパッチョやチーズなど、普段はワインと合わせるような食事とも相性抜群です。』

このように語る平石さん。

そんな「信濃屋甚平 大吟醸」の他にも、
今回の緊急販売に賛同した酒蔵の、選りすぐりのラインナップがこちらだ。

どの日本酒も唎酒師が太鼓判を押した高級日本酒だ。

実際にこの緊急販売を購入した人からも、喜びの声が届いている。

この10酒蔵の大吟醸10本セット(1本720ml)、驚くべき点は「販売価格」だ。

通常は単品合計価格「22,231円(税込)」のところ、酒蔵の想いと、ベルーナの販路の強みを活かし、なんと今回、大吟醸10本で「9,989円(税込)」+送料無料という価格を実現した。

1本当たり「999円」という価格で、
全国の最高ランクの大吟醸を自宅で飲み比べることができるのだ。

長引く自粛ムードにより売上が落ち込む日本酒業界。

なかなか旅行や外食などに行きづらいご時世だからこそ
自宅で全国各地のお酒を飲み比べながら贅沢な気分を味わうのもいいだろう。

少しでも気になった方は
ぜひこの機会に全国のお酒を楽しんで、酒蔵を応援してみてはいかがだろうか。

▼詳細はこちら

10本セットの中には、信濃屋甚平の他にも多くの最高級の大吟醸が入っている。

その中身を少しだけお見せしよう。

越つかの酒造:大吟醸 雲泉(うんせん)

「スッキリ感」と「辛さ」を備え、飲み口は柔らかさも感じる越後(えちご)杜氏ならではの技で仕上げた日本酒。新潟県産原料米に限定して醸造し、自然な吟醸香と米の風味を楽しむことができる。

「ブリ」や「マグロ」の刺身と共に堪能することでより味わいを深めてくれる。

越後桜酒造:深山淡雪 大吟醸(みやま あわゆき)

「華やかな香り」と「すっきりとしたのど越し」が後をひく美味しさ。
「良質な米」と「越後の山々から恵まれた軟水」を使用し、低温でじっくり仕込む手法により、米の旨みを最大限に引き出している。

「やきとり」などの串料理との相性が良い。ぜひしっかりと冷やして飲んでもらいたい。

柏露酒造:大吟醸 雪の露(ゆきのつゆ)

「フルーティーさ」を持つ吟醸香と、「スッキリとした味わい」の中にもほんのりした旨みを感じられる大吟醸酒。厳選された原料米を使用し、ゆっくり丁寧に発酵。

「帆立貝」や「はまぐり」などの貝料理との相性が抜群だ。

いかがだっただろうか?

その日の料理に合わせて飲む日本酒を変えることで、
より料理のおいしさを引き出してくれる。

「今日はどの日本酒を飲もう?」

そんな風に毎日楽しみながら
自宅で1つ1つの日本酒の飲み比べをしてみてほしい。